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作り話。
- 2006/08/26(Sat) -
何か面白いことを書こうと思ったけど何も書くことがないので作り話でもします。

面白い話を書こうと思ったけど、そういえば私は面白い話書けなかったって思い出したり。
つまんなくても勘弁。

今日は朝早く起きた。
せっかく朝早く起きたのだから散歩にでも出かけることにした。
服を着替え外に出る。つっかけたサンダルをアスファルトにぺたぺたいわせながら歩く。
朝の空気を胸いっぱい吸う。霧と空気の味がする。ほんのり甘く、咽てしまうような味だ。
しばらく歩いた。国道を通り、道を曲がり、陸橋を渡った。そこを通り抜け、歩き歩き、そのうちに市街地からは大きく外れてきてしまったようで様相は郊外から鄙びた田園風景へと変わっていった。道を歩き歩く。一応舗装されているが、端の崩れかけているアスファルトだ。左には田んぼ、川、小学校が見える。右には大きな人工の土を積み上げただけの山が見える。
気付くとどこにいるのか分からなくなる。誰もいなくて、いるのは私だけ。聞こえてくるのはサンダルの音、風の音、鳥のさえずり……。そのうちに私の足下はガラガラと崩れ落ちているような気がしてきた。歩くごとに崩れ、その端はどんどん迫ってくる。それでも私は気付かない振りをして歩き続ける。
そして、足下は崩れ落ち、私もまた底に落ち込んだ。
落ちて落ちて落ちて。最後に身体がびくんとふるえ、とまった。
道路の真ん中を歩いていた。立ち止まり、ポケットから携帯電話を取り出す。フリップを開き液晶をのぞく。
時間はいつの間にか家を出たときから過ぎていた。
ぎゅっ、と握り締める。
ここで、誰もいないところで、ただ一人で、なんとなくにぎりしめてしまった。
誰かに電話しようか?
でも、そんなことをする気にはなれない。仕方無しに歩き出す。
歩きながらでも喋れるし、メールも出来る。それでもそれをしないで歩く。ただひたすらに。
歩いて、歩いていて。私の腑が震えた。大きく震えて、その場に竦んだ。
自分で自分を抱きしめ、動かない。
しばらくそうしていただろうか? 震えがとまり、また歩き出す。
歩いた先には大きな道が開けた。近くの電柱には私の街から二つも隣のところだった。
「―――――っ」何故か声にならない。喉の奥で言葉がとまって動こうとしない。その場で振り返り、もと来た道を走り出した。
脇目も振らず、ただ走る。途中、トラクターに乗った農夫のおじさんとすれ違った。
まったく無視して走り抜けた。
走って走って走って。それでも走ったら、いつの間にかもと来た陸橋にたどり着いていた。
一度深呼吸した。
大きく吸った息は排ガスのにおいがしてむせ返った。
歩き出す。そして、半分も登ったところで振りかえった。
家と家の間。その間の小さな道。その奥に森が見え、更にその奥には隠れてはいるが田んぼが沢山ある。
まるで何かに決別するように……、前に向き直り駆け出した。
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