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原稿用紙2。
- 2006/08/17(Thu) -
昨日原稿用紙に小説を書いた。
今、四枚半です。
原稿用紙で書くのとPCで書くのとで違いが大きくあり困る。
まず手書きという点で大きく違うのに、一行が短いから『、』を多く打ちすぎちゃったり、漢字の使い方が変わったりしてる。
せっかくだから載せてみますか。



「魔女は、生まれたときから、老女じゃないんだよ」
「魔女は、いつでも不気味じゃなくて、時に可愛いときもあるのだよ」
 安楽椅子に座った魔女は何処ともなしにごちた。
 椅子をぎしぎしいわせながらサイドテーブルに置いてある瑪瑙のパイプに手を伸ばした。クサの入った、漆器の七宝模様の小箱を箸で食器を引きよせるように、パイプで小箱を引き寄せた。
 小箱を開きクサを詰める。黄燐マッチを小箱の端で擦る。
 銜えたパイプに火をつけようとマッチを近づけると、魔女の顔を明るく照らす。明るい魔女の顔には、沢山の皺があり、その一つ一つには幾千もの悠久の……時を経て、証である。
 パイプに火をつけると、気分が高揚して周りが見えなくなる――なんてこともなく、銜えパイプのまま口先で上下に動かしながら椅子から立ち上が……らず、椅子とともに持ち上がった身体は、魔女の家に似合わない、明るいテラスへと向かった。
 デッキから階段を介さずに宙を浮いて、空を飛ぶ。庭を俯瞰すると、沢山の草木が見える。庭に走る数多くの小径は魔法円を描いている。
明るい空の許、魔女はうつらうつら眠り始めた。
「私もそろそろお迎えかね?」

   随分と昔の話

「これは走馬灯かね?」
 随分と昔の夢を見ているものだ。
 私の前には、昔の私がいた。
 まだ若くて皺一つない卵のような肌、黒い髪は三つ編みに結われている。
 木蓮の木の下、黒い髪の女生徒と金髪の彼女は遊んでいた。
「ねえ、楽しい 私は楽しいよ」
「わたしも楽しいよ」
 私は後ろにいるヘレンに問いかけた。帰ってきた返事は、私と同じくて、楽しいって。
 頭に、三つ編みを結う振動が伝わってくる。
 トン、トンと、一定のリズムで髪を結う。気付くと、三つ編みは完成していた。
「私もサツキみたいな黒い髪が欲しいな。だって、金髪って何か、ありふれてるし、アタマ悪そうだし……」
「そんなことないよ。私だってヘレンみたいな金髪が欲しいよ。だって、何か、女の子っぽいし……」
 ヘレンは何か考え込むように黙ってしまった。それなのに、私の三つ編みをいじくったまま。
「……………」ちょっとの間なやんで立ち上がった。長いこと座っていたので立ちくらみがした。背筋を伸ばしたまま千鳥足でヘレンのうしろに行き、その髪を一房手にとる。
 一房の髪はその黄金色を陽の光で一層輝かせている。金糸に金剛石の粉を混ぜたようだ……。こんな良いものを持っているのに、どうして私なんかと同じ黒髪がいいのだろう?そう考えているうちに、ヘレンの髪は指の間から砂のように零れ落ちてしまった。
 もう一度手にとり、いとおしげに見つめる。


あとがき
思いっきり話がぶち切れです。
続き書いときます。

昨日二時間かけて書いたのに打つとこんなものなだったのか。
と思った。
思ったより少ない。

あと、関係ないけど。
須藤真澄の長い長いさんぽと庭先案内。面白かったです。
話も面白いし、絵もいいよ。
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